教訓:今、ここに生きていることが奇跡であることを知り、何事にも感謝!
小さな産婦人科クリニックだったため、他から血液が届けられました…かすかに覚えています…車がサイレンを鳴らしてクリニックに停まったのを。そして、トータル2ℓもの血液が輸血されました。何しろ、相当な出血量で、その場にいる誰もが、血液が止まらずにあふれてきてしまうことに焦っていたようでした…(後で、助産師さん②に話をうかがいました。)
そうこうしている時に、元夫は、助産師さんに、私の両親へ連絡して来てもらうようにすることを促していました。それから、クリニックの方が両親に連絡して、高齢な両親が、遠い道を運転して駆けつけてくれたのでした。(これは、後に両親から聞いたのですが、クリニックの方は、電話口では、何が起きているか聞いても教えてくれなかったそうです。ただただ、クリニックへ来るように…という内容だったとか。両親の気を動転させないようにされていたのだと思います。)
両親が到着した頃には、私の容態は落ち着き始めていました。両親は、初めてみる赤ちゃんに少し戸惑っていましたが、私が生きていることを見て安堵していました。
その夜、皆が帰った後も分娩室で、助産師さん②がずっとお世話してくれました。体を動かせなかった私に、頻繁に見に来ては、「体の向きを変えようか。辛かったら、行ってね。」と声をかけてくださいました。そして、血液が漏れていないか、様子を確認しながら、頻繁に私のオムツを取り換えてくださいました。この時のこと、本当に感謝していて、忘れることはできません。人の優しさに、心が温まりました。
翌朝、先生が容態を確認後、自分の個室へ戻ることが出来ましたが、その夜から、自身のメンタル崩壊により、苦しむのでした…正直、もう二度と味わいたくない心状でした。
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