Part11. 嵐のような出来事の真相⑦~誤った最終決断~

教訓:その決断は、これまでお世話になった人たちに胸を張って伝えられることか考える!

出国直前、家族にブラジルへ行くことを告げ、半ば強引に、家を出ました。

…..結果、彼は助かりました。私が行く必要は何もなかった…それでも、わざわざ、ブラジルまで行きました。彼のことが心配で、心配で、このまま生き別れるのは嫌だったから。

ブラジル到着後、私の顔をみて、彼は、バツが悪そうにしていましたが、とても元気で、すぐに、以前の様子へ戻りました。

そして、安心した私は、彼の祖母の自宅に10日程お世話になり、滞在中は、彼の親戚と何度も食事をしたり、話をしたりする機会がありました。

そこでは、私は、すっかり、彼の新しい彼女ということになっていました…。

その後、彼の子どもの幸せは、家族一緒に暮らすことだと主張する私に対して、最終的に彼が出した回答は……..

父親と母親が毎日喧嘩をしている環境で育つ子どもの方がかわいそうだ。自分も複雑な環境で育ったけど、子どもと自分のことを考えて、ベストな選択は、奥さんと離婚して、あなたと共に道を歩むことだ!」でした。

彼の言葉を、自分の中に落とし込むのに、相当な時間がかかりました。

両親がいて、小さな幸せがいくつもある家庭で育った私でしたが、彼と交わりを持ったことで、正常な判断など、もう出来なくなっていました。

正直、この後、離婚するまで、毎日、彼の子どものことを忘れたことはありませんでした……。それが、一番辛かった…でも、一番の犠牲者は彼の子どもであることを忘れてはいけませんでした。

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