Part20. マイホーム購入 編 ~一人で建てたマイホーム~ 

教訓:共同作業すべきものを放棄する配偶者は、配偶者ではない。

彼は、結婚前の一時期、精力的に働いていたことがありました。夜勤もこなし、不規則な勤務形態でしたが、私の作ったお弁当を持って、一生懸命に働いていました。

いよいよ、彼と一緒に頑張っているという感じがして、チーム感が出ていました…

もともと、一緒に暮らし始めた頃から、彼にはマイホームへの憧れがあり、休みの日は、住宅展示場へ行ったり、ハウスメーカーを尋ねたり、土地を探したりする日が続きました。そして、最終的には、私の父親が、彼の一生懸命さを信じて、マイホームの頭金を出してくれました

さて、いよいよ、マイホームの設計の始まりです。何回も何回も、仕事の帰りに遅くまでハウスメーカーの方との打ち合わせがありました。この頃、ニートの彼は、打ち合わせに来たのは、始めの数回+大事なところだけ…出席で、後は、私一人で打ち合わせをしました。そもそも、彼は日本語が出来ないので、彼が同席するときは、私が通訳代わりでした…そして、一番の問題は、彼が無理難題をメーカーの方に言い放ち、メーカーの方がそれに答えようと一生懸命奮闘することでした。

ようやく形がみえてきたと思ったら、「ここは、こうしたい。」と急に言い始め、言い始めたら収まりません。「ブラジルではこうだった。」「ブラジルでは、こんなことなかった。」など、不平不満も言い放題その場を収めるのに本当に苦労しましたし、途中からはメーカーの担当者の方も、私の思いをくみ取ってくれて、(彼は予算をきにしていないので、私が予算内に抑えるための)口裏を合わせて彼に嘘つく…なんてこともありました。時に、打ち合わせ中、私が彼に切れることもありました…。

何だかんだありましたが、無事にマイホームは建ちました。

父親の頭金と、私の名義と契約によって…。やはり、外国人はこういう時、色々と難しいようでした。また、“何かあった時(離婚等)”が私のどこかにあったので、名義は私のみとなりました。彼も、そういう書類のこと等の面倒くさいことは、私任せで、何も意見しませんでした。結果、これが、良い選択だったことになります。

 

 

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