Part17. ブラジルという世界~彼に難あり~

教訓:人は外見でなく、内面が大切!

彼が他のブラジル人と異なるのか、ブラジル人が日本人と異なるのか、分からなくなりました。

でも、彼の職場で良くしてくれるブラジル人ご夫婦や、彼の日系人の友達、私が独自で友達になったブラジル人…など様々なブラジル人に触れましたが、答えは、彼が他のブラジル人と異なっていたでした。

そこで、他のブラジル人の方と接する中で、「なぜ、彼は違うんだろう…」とモヤモヤする機会が増えました。

ただ、ブラジル人独特の世界も、確かに存在しました。以下のとおりです。

・車は、基本、ブラジル人の経営する車屋で購入し、それは大体、中古車
・日本の中に、ブラジル人のネットワークが張り巡らされている。
仕事も、ブラジル人の仲介業者が入り斡旋してもらう。(違法な会社もあり)
日系人は、ブラジル人の中では、日本人という扱い。
飲酒運転(もちろん、私は、飲酒運転には一切かかわりませんでした!)
・ブラジル人の住む団地は、常にニンニクの香りがしている。
BBQを月に何度か開催。普段話が出来ない家族や友人とのコミュニケーションの場ともなっている。
香水がきつめ
性に関して奔放

など、言い出せば、きりがありませんが、日本の中のブラジルを、私は確かに見てきました。

そして、そこには、日本に住むブラジル人の苦労ありましたが、日本人とうまく付き合い、日本に溶け込んでいるブラジル人も何人もいました。わざわざ、日本に家を建てて住む方も多いです。(ただし、巨額の住宅ローンを抱えたものの、返済できなくなり、家を手放して帰国する方も何人かみえました。)…何ぜ日本に住むのか。それは、やはり日本の安全面だそうです。子育てをするうえで、安全問題は、どこの国の人も考えは同じでした。

ブラジル人と言っても、一言では語れません。それは、日本にも多種多様な方が存在するのと同じです。

とても優しい方、温厚な方、丁寧な方、律儀な方、うるさいのを好まない方…そんなブラジル人の方ともお会いする機会がありました。

それでも、日本では、「ブラジル人=ラテンのノリでうるさい、危ない、ルーズ、3K労働者」というような認識が浸透していると感じる場面が何度もありました。

だからこそ、私が、職場や友人や親戚に「ブラジル人と結婚した」という報告を、した時の反応、明らかに、例えば、アメリカ人と結婚した…と言った時とは異なる反応だったと思います。

国籍は関係なく、私が出会ったブラジル人の彼に問題があっただけなのです。だから、今、国際恋愛や国際結婚に悩んでいる方がみえたら伝えたいです……。本当は、国際結婚とかブラジル人…ということより、「好きな人の人となり」に焦点を当てて、本質を見極めてください…と。

 

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